誕生寺(岡山)の御朱印や七不思議、練供養などのイベント、歴史やイチョウについてまとめ

みなさん、こんにちは!
お寺の凛とした空気と
歴史ロマンに日々癒やされている、
子育てママライターです。
前回は赤磐市の普門院をご紹介しましたが、
今回はそこから少し足を延ばして、
岡山県のほぼ中央に位置する
久米郡久米南町にある「誕生寺(たんじょうじ)」をご紹介します!
誕生寺の御朱印や七不思議、イベントや歴史について
子連れママ目線でお届けします!
お子様連れで行ってみたい方はぜひ最後までご覧くださいね。

誕生寺とは?

誕生寺って名前からしてなんだかおめでたくて、
子育てママのアンテナにピピッと引っかかるこのお寺、
実はとんでもなく由緒正しい場所なんです。
なんと、学校の歴史の教科書でもおなじみの、
浄土宗の開祖・法然上人(ほうねんしょうにん)
が誕生された、
まさにその「生家(漆間家の旧邸)跡」
に建てられた特別寺院なんですよ。
山門の前に立つと、
その広々とした境内の美しさと、
厳かな雰囲気に一瞬で心がすーっと引き締まります。
境内を進むと堂々と佇む「御影堂(みえいどう・本堂)」や、
入り口で私たちを迎えてくれる立派な「山門」は、
なんと国の重要文化財に指定されています。
どちらも何百年もの時を超えてここに佇んでおり、
歴史の重みを肌で感じることができます。
誕生寺は、ただ歴史が古いというだけではありません。
境内はとてもきれいに掃き清められており、
赤ちゃん連れのベビーカーでも、
のんびりとお散歩しやすい開放的な造りになっています。
「子どもに本物の歴史や文化に触れさせたいな」と
思っているママにとって、
これほど素晴らしい環境はありません。
「すごいお坊さんがここで生まれたんだよ」
なんてお話ししながら、
緑豊かな境内をゆっくり歩くだけで、
日頃の忙しさを忘れて
とっても贅沢なリフレッシュ時間が過ごせますよ。

 誕生寺に御朱印はあるの?

誕生寺にはすてきな御朱印があります。
お寺巡りのお楽しみといえば、
やっぱり御朱印ですよね!
私もお寺をお参りするたびに
その時々の美しい文字や墨の香りに、
じんわりと温かいパワーをいただいています。
誕生寺でも、
もちろん素敵な御朱印をいただくことができます。
誕生寺の御朱印は、
力強く、それでいてどこか温かみを感じる
美しい墨書きが特徴です。
法然上人の生誕の地であること、
そして長い歴史を今に伝える
特別寺院としての誇りが、
一筆一筆に込められているのを感じられます。
御朱印の受付状況や最新情報は、
お寺の公式サイトなどでも
定期的にお知らせされていますので、
お参りする前には
ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
オリジナルの御朱印帳や、お守り、
巡拝用品などの頒布品も用意されています。
子どもの健やかな成長を願うママとして、
お参りの記念に御朱印をいただき、
大切に持ち帰る時間は特別な思い出になります。
御朱印をいただく際は、
感謝の気持ちを込めて本堂(御影堂)で
しっかりとお参りを済ませてから、
納経所へ向かいましょう。
お寺の方々の温かい応対にも、
心がほっこり洗われますよ。

誕生寺の七不思議とは?

誕生寺にはなんと七不思議があるのです!
境内のあちこちに今も語り継がれている「誕生寺七不思議」!
誕生寺を訪れたら、絶対に親子で探してほしい、
ワクワクが止まらないスポットです。
不思議でちょっぴり切ない伝説が
散りばめられているんですよ。
その代表的なものをご紹介しますね。
まず、一番最初に見つかるのが
「逆木の公孫樹(さかきのいちょう)」です。
法然上人が15歳のとき、
比叡山へ旅立つにあたって
「私の念仏が世に広まるなら、
この公孫樹も大きく繁茂するであろう」と、
持っていた公孫樹(イチョウ)の杖を
地面に逆さまに挿して出発したのだそう。
すると不思議なことに、
その杖から芽が吹き、
今でも枝が上から地面を這うように、
逆さまに伸び続けているのです。
そして、ママとして
思わず胸がキュンと締め付けられるのが
「秦氏君・御鏡(はたうじきみ・おんかがみ)」の伝説です。
さらなる仏教の修行のため
旅立つわが子(のちの法然上人)との、
二度と会えない生別を悲しんだ母・秦氏君(はたうじきみ)。
彼女が涙を流しながら見つめた愛用の御鏡は、
それ以来、不思議なことに
二度と人の顔を映さなくなったと伝えられています。
この鏡は今でも、誕生寺の宝物館に大切に保管されているそうです。
ほかにも、近くに「片目川(かためがわ)」
という川が流れているのですが、
それは、
法然上人が幼少期に襲撃にあった際、
敵将の右目を射抜いたことから、
その付近を流れる川に
片目の魚が現れるようになったということから
その名がついた・・・
など、ドキドキする不思議がいっぱい!
七不思議は他にもあるので
境内を「これかな?」「あれかな?」と探検しながら歩けば、
子どもも大人も、ちょっと怖さもありながら
ワクワクと楽しみながら歴史や文化に
触れることができます。

誕生寺の練供養などのイベントについて

誕生寺のイベントで最大の見どころは、
「二十五菩薩練供養(にじゅうごぼさつねりくよう)」
です。
お会式(おえしき)とも呼ばれます。
なんと室町時代から始まったと伝わる
日本三大練供養の一つで
岡山県重要無形民俗文化財なんですよ。
これは、誕生寺の本堂を「極楽浄土」に、
約300メートル離れた娑婆堂を「現世」に見立て、
現世から法然上人のご両親を
極楽浄土へお迎えするという、
世にも美しく荘厳な儀式です。
1年ごとに、
父・漆間時国(うるまときくに)公と、
母・秦氏君を交互に供養しているのだそうです。
このお練りの先陣を切って歩くのが、
可愛らしい衣装に身を包んだ、
たくさんの子どもたちによる
「稚児(ちご)行列」です!
実は、このお稚児さんは一般の募集も行っていて、
誰でも参加することができるんです
(事前申し込みと冥加料が必要です)。
仏様に近いとされる清らかな存在の子どもたちが、
きらびやかな衣装をまとってお寺を歩く姿は、
たまらなく愛らしく、一生の記念になりますよ。
わが子の健やかな成長を祈って、参加してみるのも素敵ですね。
ほかにも、
夏には夜空に温かい光が灯る
「キャンドルコンサート」が開かれるなど、
季節を問わず五感で楽しめる
素敵なイベントが企画されています。
誕生寺周辺は自然がいっぱいで
都会の光もほどんどないので
夜はきっと美しい星空を
眺めることもできますよ。

 誕生寺の歴史

誕生寺が建つこの場所には、
切なくも美しい、
一人の偉大なリーダーの誕生と旅立ちの物語があります。
法然上人(幼名は勢至丸・せいしまる)は、
地元の豪族であった漆間時国公を父に、
秦氏君を母として、
この地で愛情いっぱいに育ちました。
しかし、勢至丸がまだ幼い頃、
父親の漆間家が敵の夜襲に遭ってしまいます。
弓の達人だった勢至丸は、
敵の将の目を射抜いて応戦しますが、
お父さんは致命傷を負ってしまいました。
そのとき、
瀕死のお父さんが
勢至丸に遺した最期の言葉が、
法然上人の、
そして日本の仏教の運命を大きく変えることになります。
お父さんは
「敵を恨んで仇討ちをしてはならない。
仇討ちはさらなる悲劇を生むだけだ。
それよりも、
仏門に入って、
すべての人が救われる道を極め、
私の菩提を弔ってほしい」
と語ったのです。
幼い勢至丸は
お父さんの遺言を胸に抱き、
母と別れて比叡山へと旅立ちました。
一人残されたお母さんの秦氏君は、
遠く離れたわが子を思い、
37歳という若さで寂しくこの世を去ってしまいます。
その後、仏の教えを極めた法然上人は、
生涯一度もこの故郷の土を踏むことはありませんでした。
のちに法然上人の高弟である
熊谷直実(くまがいなおざね・蓮生法師)が、
恩師の生家跡であるこの地を訪れ、
かつての館の跡を目の前にして涙を流し、
お寺を開いたのがこの誕生寺の始まりです。
お寺のあちこちに、
お父さんやお母さんを思う法然上人の心が、
今も優しく息づいています。

誕生寺のイチョウ

誕生寺の秋の風物詩といえば、
なんといっても、境内の中央で
圧倒的な存在感を放つ
「法然上人お手植えの大銀杏(イチョウ)」
です!
この大銀杏は、なんと樹齢約850年とも
言われており、
先ほどご紹介した、
法然上人が15歳で比叡山に旅立つ際に
挿した杖が大きく成長したものと伝えられています。
お寺の長い歴史と、
法然上人の情熱を、
何百年もの間ずっと見守り続けてきた
シンボルツリーなんです。
11月中旬頃の見頃を迎えると、
境内全体が息をのむほどの黄金色に包まれます。
特に、夕暮れ時に西日が差し込むと、
イチョウの葉が一枚一枚キラキラと輝き、
まるでそこだけ極楽浄土が現れたかのような、
神々しい絶景が広がります。
ハラハラと舞い散る黄色い葉っぱの絨毯は、
子どもたちにとっても最高のおもちゃ!
カサカサと音を立てて踏みしめたり、
大きなお気に入りの葉っぱを拾ったり、
ママと一緒に秋の宝探しを楽しめますよ。
お出かけの記念に、
黄金の絨毯の上で撮る家族写真は、
どんなスタジオ写真よりも
ドラマチックで素敵な1枚になります。
本当に美しくていつまでもそこに居られる感覚がします。
秋の澄んだ空気の中、
親子で感動的な「黄金のシャワー」を浴びに、
お出かけしてみてはいかがでしょうか?

誕生寺の基本情報についてまとめ

最後に、誕生寺へ実際に行ってみたい!
というママのために、
役立つ基本情報やアクセス方法をまとめました。
ぜひお出かけ計画の参考にしてくださいね。
【誕生寺(たんじょうじ)基本情報】
  • 名称:浄土宗特別寺院 誕生寺
  • 住所:〒709-3602 岡山県久米郡久米南町里方808
  • 電話番号:086-728-2102
  • 拝観料:境内自由(※庭園拝観200円、宝物館200円)
  • 駐車場:普通車80台、大型車20台(無料)
  • ご利益:無苦往生、病気平癒、子どもの健やかな成長(お稚児さん参加など)
  • トイレあり安心です
【アクセス方法】
  • お車の場合: 中国自動車道「院庄(いんのしょう)IC」から国道53号線を通って南へ約20分。 町の中央を南北に走る国道53号線は、県内外からのアクセスが良く、周辺ののどかな山里の景色を楽しみながらの心地よいドライブが楽しめます。
  • 公共交通機関(電車)の場合: JR津山線「誕生寺駅」から徒歩約15分。またはタクシーで約3分です。 ガタゴトと揺れるローカル線での電車の旅は、乗り物好きなお子様とのプチ冒険にもぴったりですね!電車は風情があって素敵で、個人的には大好きですが、1時間に1本ほどしか通っていないので、時刻表などはしっかりチェックされてくださいね。
お父さん、お母さんを大切に思う
法然上人の優しい心が漂う誕生寺。
今度の週末は、
秋の美しいイチョウや不思議な歴史ロマンに出会いに、
お子様と一緒に一歩、
足を踏み入れてみてくださいね。
※今回ご紹介しませんでしたが、庭園や宝物館も
すばらしかったです。有料でも参拝の価値がありますので
誕生寺を訪れた際にはぜひ庭園や宝物館も
楽しまれるのがおススメです!

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